HOME > 災害関連サイト > 岩手県 > 暮らし再建、希望と迷い 仮設住宅の募集スタート
暮らし再建、希望と迷い 仮設住宅の募集スタート

47NEWS/共同通信

 岩手県陸前高田市で26日、仮設住宅の入居募集が始まった。東日本大震災の被災地では初めての動きで、復興に向けた一歩。不自由な避難所生活解消に希望を託す被災者がいる一方、大津波で壊滅的打撃を受けた故郷に住み続けるのかどうか迷い、応募をためらう人もいる。

 市は「入居を希望する被災者は全員が入れるようにする」としており、募集状況を見て全体の建設戸数を決める。

 市役所仮庁舎の申込窓口には午前8時半すぎから入居希望者が訪れた。津波で自宅が全壊した気仙地区の女性(49)は「6人家族なので広い仮設住宅に入れるといいです」。住み慣れた場所を離れたくないといい、同地区での入居を希望している。

 自宅が流された照井誠七さん(70)は「一日も早く仮設住宅に入居させてほしい」と訴えた。近所の人は多くが行方不明のままだ。妻のキミ子さん(64)と着の身着のまま市立第一中学校に避難したが「自由がきかない」と漏らす。

 仮設住宅の入居期限は原則2年間。海沿いの広田地区で家を失った一人暮らしの熊谷節子さん(70)は「もし入れても年金暮らしなので、仮設を出た後の生活が難しい」と途方に暮れている。

 一人暮らしの高齢者同士が一緒に応募するケースもある。津波で自宅を失った高田地区の黄川田きよ子さん(77)は「独りだと寂しいし、腰や膝も悪いので不安。話し相手もいる方がいい」と、近所で仲の良かった女性(86)との同居を希望している。

 一方、夫(54)、娘(9)と避難している佐々木光代さん(50)は「応募するかどうか、まだ決めきれない」と話す。

 隣近所との付き合いには愛着もあるし、娘を地域に育ててもらったという思いもある。だが、親戚を津波で亡くし「千年に一度の津波というけど、一回こうなったら安心できない」と不安が募る。津波で流された家と同じ場所に自宅を再建する考えはないという。

 被災した娘の学校や、隣の大船渡市で会社勤めをする夫の仕事がどうなるのかも心配だ。「このまま陸前高田に住み続けていいのか迷っている」と漏らした。

更新日 : 2011/03/26

電広堂は全国対応のホームページ制作会社です。
[制作可能エリア]

東京

品川区,目黒区,大田区,港区,渋谷区,新宿区,世田谷区,千代田区,中央区,中野区,杉並区,文京区,豊島区,練馬区,江東区,足立区,墨田区,台東区,板橋区,北区,葛飾区,江戸川区,荒川区,調布市,町田市,府中市,立川市,八王子市,国立市,小平市,西東京市,他,
神奈川県(横浜市,川崎市,他)埼玉県(さいたま市・他),千葉県
北海道(札幌市他),青森県,岩手県,秋田県,宮城県(仙台市・他),山形県,福島県(郡山市・南相馬市・他),茨城県(水戸市・他),群馬県,栃木県,愛知県(名古屋市・他),静岡県,三重県,岐阜県,新潟県,長野県,山梨県,石川県,富山県,福井県,大阪(大阪市・他),京都(京都市・他),奈良県,兵庫県(神戸市・他),滋賀県,和歌山県,岡山県,広島県,鳥取県,山口県,島根県,愛媛県,徳島県,高知県,香川県,福岡県,佐賀県,長崎県,大分県,熊本県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
このページのトップへこのページのトップへ
リンクホームページ制作用語辞典ホームページ制作会社のリンク集
HOME 最新情報 ホームページ制作案内 ホームページ制作の流れ ホームページ制作料金 web制作実績・サンプル
HP作成前チェック項目 会社概要 お申し込み・お問合せ よくあるご質問 その他の業務 レンタルサーバーのご案内 個人情報保護方針
格安パッケージ サポート リンク 無料写真素材 ホームページ制作会社ブログ ホームページ制作会社のリンク集 地図型リンク集
ホームページ制作用語辞典 制作可能エリア
copyright© Denkodo(電広堂). All Rights Reserved.